送信メールアドレスが「<>」のメールが受信拒否される
RFCには、送信元エンベロープが空のメールもサポートしなければならないと記述されています。
しかし、送信元エンベロープを「空でも良いことを利用した」SPAMメールや、ウイルス付メールが多々あるために、いったん「不正中継可能なブラックリストサイトとしてデータベースに登録されてしまう」と、登録サイトからの解除試験でこの設定がないと解除してもらえなくなる場合があります。
そのため、あえて、E-Post Mail Server・E-Post SMTP Serverシリーズでは、[中継の制限]で表示される「中継の制限設定」にある[マシンごとの中継]ボタンをクリックして表示されるデフォルトの【effect.dat】ファイルに"#blank false"を設定しています。
送信メールアドレスが「<>」のメールを受信したい場合は、以下の通り、デフォルトの設定を残しておく必要があります。
【effect.dat】の設定
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#<> default
#blank false
---------------------------
上記2行を優先処理させるように先頭行部分に設定しておけば、送信元エンベロープの状況により、次のように選別されることになります。
MAIL FROM: <> (内部のユーザー宛のみ通過)
MAIL FROM: (拒否)