アカウント管理方法をSoftアカウント(独自アカウント)に移行する場合

アカウント管理方法をLDAP(AD)と連携させる設定にしていたり、OSアカウント管理に設定していた状態から、E-Post独自のユーザー管理「Softアカウント」に変更するには、アカウント管理方法を移行します。移行方法は、以下の手順にて行ってください。
  1. アカウントのエクスポート
    LDAPアカウントやOSアカウント管理状態にあるとき、事前にアカウントデータをエクスポートしておきます。
    E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[ユーザー管理]を選択して「ドメインの選択」からエクスポートする対象ドメインを選択して[ユーザー管理へ]をクリック。
    表示されるメニューから[エクスポート]を選択して[操作する]を実行。Web管理メニューを操作しているマシンにファイルを保存、エクスポートされたタブ区切りテキストファイルを確認します。
    ※LDAPアカウントやOSアカウント管理でのエクスポートされるデータにはパスワードは出力されません
    ※OS環境がBSD系であることから、エクスポートされるタブ区切りテキストファイルの各行末尾は[LF]コードのみの改行となりますので注意してください。Windowsマシンで同ファイルを確認する場合、メモ帳では改行部分が正しく表示できず各行がくっついた表示になります。正しい状態で見るには、[LF]コードの改行でも正常に表示される高機能エディタを使って確認してください。

  2. エクスポートデータの編集
    エクスポートされたデータをインポートする前に、メモ帳やエクセルなどを用いて、パスワードを編集し保存してください。
    ファイル形式は、タブ区切りテキストファイルです。
    エクスポートされたパスワード内容は、"*****"と表示されていますので、その部分をそれぞれ正しいパスワードに平文で書き直してください。
    ※Soft Account(独自アカウント)管理でエクスポートを行うときは、パスワードを含めてエクスポートされるようになります。

  3. サービスの停止
    アカウント管理を切り替える際、一時的に全ユーザーが存在しない状態が発生しますので、E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[サービス制御]クリックして表示される「サービス制御」画面からいったん各サービスを[停止]します。

  4. アカウント管理方法の切り替え
    E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理からSoft Account(独自アカウント)管理方法に切り替えます。
    E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[基本設定]を選択します。表示される「アカウント管理方式」で "Soft アカウント" を選択、「アカウントフォルダー」をフルパス表示で指定した後、[設定する]ボタンをクリックしします。
    ※アカウントフォルダは、デフォルトでは [メール作業フォルダ]/db です。
      /var/spool/epms/db/

  5. アカウントのインポート
    E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[ユーザー管理]を選択して「ドメインの選択」からエクスポートする対象ドメインを選択して[ユーザー管理へ]をクリック。
    表示されるメニューから「アカウントインポート」を選択し、[参照]ボタンでインポートするために用意したタブ区切りテキストファイルを指定し、最後に[インポート]を実行します。
    ※エクスポートされる際のファイル各行末尾は[LF]コードのみの改行でしたが、インポートされるときに使われるタブ区切りテキストファイルの各行末尾の改行は、[LF]コードでも[CRLF]コードでもどちらでも正常に取り込まれる仕組みになっています

  6. サービスの開始(再開)
    [サービス制御]をクリックして表示される「サービス制御」画面から各サービスを[開始]して再開します。
    以降、独自アカウント管理方法にてメールサービスが行われるようになります。