「接続セッション数」の意味と望ましい設定値について
SMTP受信部サービス(epstrd)とPOPサービス(epstpop3d)の詳細設定画面で表示される「接続セッション数」は、既定値で"0"(無制限を意味する)になっていますが、あえて制限を設けることを考えたときの望ましい設定値は、次のように考えてください。
「接続セッション数」とは、そのまま“メール件数”または“クライアントからの接続数”になります。
(SMTP受信部サービスの望ましいセッション数)
フォワードしてくるSMTPゲートウェイの最大セッション数+接続クライアント数を満たす数であればよいものと思われます。
たとえば、フォワードしてくるSMTPの最大セッション数が30で、接続クライアントが100とすれば、30+100=130となり、150あれば十分カバーできると見なせます。
(POPサービスの望ましいセッション数)
単純に接続クライアント数を満たす数であればよいでしょう。
(IMAP4サービスの望ましいセッション数)
接続クライアント数×5を満たす数であればよいでしょう。
IMAP4クライアントは、1クライアントの接続で同時に複数セッションを発生し接続を行い続ける製品があります。それらの状態に対応するためには、同時接続数×5倍程度の余力を持たせる必要があります。
ちなみに、他のサービスでは、「スレッド」と表記されている部分がありますが、プログラム内部で処理される単位としては、「セッション」と同じ扱いです。