設定したセッション数と必要メモリ容量の関係は?

E-Post Mail Serverシリーズ、E-Post SMTP Serverシリーズ製品のプログラム内部で処理される「セッション」単位(1スレッド当たり)の必要メモリ容量は次の通りです。(プログラム本体の必要メモリ容量は除く)
なお、現行は以下に示した通りになりますが、将来のプログラムのバージョンアップによっては、変動することがありますので、ご了承ください。

(E-Post Mail Server/E-Post SMTP Serverシリーズ)

● SMTP受信部サービスプログラム(epstrd)
 … 約60KB +(メールフィルタパターン数×約4KB)
 ※URLBLサイトを1つ指定しているときは、フィルタパターン1個と数えます。

● SMTP配送部サービスプログラム(epstdd)
 …約16KB

(E-Post Mail Serverシリーズ)

● POP3サービスプログラム(epstpop3d)
 … 約400KB

● IMAP4サービスプログラム(epstimap4d)
 …約110KB

(アンチウイルス機能−E-Post Mail Server with AntiVirus/E-Post SMTP Server with AntiVirus)

● アンチウイルスパターンファイルをメモリ展開するための容量(fsengs)
 …約240〜300MB(アンチウイルス機能有効時)
 ※高速化のためにアンチウイルスパターンファイルを事前に読み込み、メモリ上に展開しています。
 
● アンチウイルススキャン実行時の容量
 …約10MB(1スレッド当たり・アンチウイルス機能スキャン実行時)
 ※100セッション(100スレッド)同時にアンチウイルスを実行しているときは、1GBのメモリ容量が必要となる計算になります。
 
 つまり、アンチウイルス機能を有効にしているとき、まず次のメモリ容量がベースとして必要です。
 ・アンチウイルスパターンファイルをメモリ展開するための容量 約240〜300MB

 さらにそれに加えて、SMTP受信時にアンチウイルススキャンを実行しているとき、1スレッド当たりの必要メモリ容量は、下記の合計になります。
 ・SMTP受信部サービスプログラム(epstrd) 約60KB
 ・メールフィルタパターン数×約4KBの小計
 ・アンチウイルススキャン実行 約10MB