自動応答メールの文字コードが西ヨーロッパ言語になっていてメーラで文字化けする
自動応答設定を行うと、作成される自動応答メールの文字コードが西ヨーロッパ言語になり、一部のメーラで文字化けしてしまうことがあります。自動応答設定で作成される応答メールの文字コードは、デフォルトで "us-ascii" 状態になっており、日本語JISコード等での応答メール設定を行う場合は、以下の2つのいずれかの方法で、文字コード指定をする必要があります。
[方法1]設定ファイル値で自動応答メールのデフォルトの文字コード "iso-2022-jp" を変更する方法
以下のとおり、設定ファイル値(文字列値)"DefaultCode.2" を手動で作成します。"DefaultCode.2" の値データには、"iso-2022-jp" を入力します。ちなみにデフォルトではこの設定ファイル値は未作成で "us-ascii" として動作しています。
[メール作業フォルダ] (既定値 /var/spool/epms/)
→reg
→epost
→ims
→EPST5RS
→DefaultCode.2
(※文字列値として "iso-2022-jp" を入力)
設定ファイルを書き換えた後、epstrdおよびepstddのサービスを再起動します。
[方法2]ユーザーアカウント毎のメール制御ファイルである "ims.ctl" で文字コードを指定する方法
ユーザーアカウント毎のメール制御ファイルである "ims.ctl" ファイルは、各ユーザーごとのメールボックスフォルダ内に置かれて管理されます。
(共通ボックス方式のとき)
/var/spool/epms/inbox/[ユーザー名]/ または
(接続ドメイン/IPで区別する方式のとき)
/var/spool/epms/inbox/[ドメイン名]/[ユーザー名]/
のディレクトリにアクセスしてください。
"ims.ctl" が既にあるときその "ims.ctl" をエディタで開きます。"ims.ctl" がないときは "ims.ctl" を新規作成してエディタで開きます。ちなみに、自動応答または自動転送(転送指定)の設定がされたことがなければ、"ims.ctl"ファイルは作成されていません。
続いて、下記の通り "ims.ctl" に記述します。この方法ではユーザー単位で文字コードを指定することが可能です。
【ims.ctl】
[AutoProcess]
Charset=iso-2022-jp