メールボックスフォルダに"%HOME%"を指定する使い方
メールボックスフォルダに"%HOME%"を使ったディレクトリ構造を指定する方法は次のように行います。
下の例では、ユーザーアカウントが"user1"のとき、メールボックスフォルダを"%HOME%/inbox"として指定します。
その結果、メールボックスフォルダのディレクトリは"[ユーザーアカウント設定で指定したホームディレクトリ]/inbox"となります。
仮に[ユーザーアカウント設定で指定したホームディレクトリ]='/home/user1'の場合は、メールボックスフォルダのディレクトリは"/home/user1/inbox"となります。
- E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[サービス制御]をクリックして表示される「サービス制御」画面からいったん各サービスを[停止]。
- E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[全設定」を選択すると「サーバー環境設定」画面、もしくは[基本設定]を選択すると「基本設定」画面が表示される。
- 「フォルダ環境」にある「メールボックスフォルダ」項目について、既定値の"/var/spool/epms/inbox/%USERNAME%"から、"%HOME%/inbox"へと変更。(※)
- [設定する]ボタンをクリック。
- E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[サービス制御]をクリックして表示される「サービス制御」画面から各サービスを[開始]。
- E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[ユーザー管理]に入り、作成済みユーザー("user1")を選択し、「ホームデイレクトリ 」項目に"/home/user1 "と入力。
- telnetコマンドを使い該当ユーザー("user1")のSMTP送信テストを行う。自分から自分へのメール送信でOK。
- telnetコマンドを使い該当ユーザー("user1")のPOP3受信テストを行う。受信時にはメール削除しないでおく。さらに必要に応じてIMAP4受信テストを行う。
- TeraTermなどを使ってのSSHでのリモートでもよいのでサーバにログインし、メールボックスフォルダとして"/home/user1/inbox"ができているかどうかを確認する。
- メールボックスフォルダ"/home/user1/inbox"を開いてみて、拡張子.MSGのメールデータが格納されているのを確認する。上記8でIMAP4受信テストをした場合は一段階深い"/home/user1/inbox/inbox"ができていることを確認し、その中に拡張子.MSGのメールデータが格納されているのを確認する。
※アカウント管理は、OSアカウントでもSoftアカウントでもどちらの場合でも設定は有効です。
※「ユーザーアカウント管理」の「アカウント設定」で指定した「ホームディレクトリ」のアクセス権は、www(wheel)で書き込み可能にしておく必要があります。
※上記例の場合、'chmod 0775 /home'を事前に設定しておく必要があります。