メーリングリスト詳細設定の「未送信レポート先」が「返信しない」設定のとき、配信先SMTPサーバーに受信拒否される

メーリングリスト詳細設定の「未送信レポート先」設定部分は、エンベロープFROMをどのように書き換えるかという設定にもなっています。そのため、投稿されたメールは、この「未送信レポート先」設定により、変換されて返信先を空白(つまり返信先はないという意味)の通信を行うため、"MAIL FROM:<>"を送信するようになっています。
※ちなみに、送信元の通知で"MAIL FROM:<>"を送ることは自体は、RFC821では許されています。ただし、SPAMメールやウイルスメールなどではこの点を悪用している状況も多々あります。

相手先サーバーが、SPAMメール対策で送信元空白のときに拒否するポリシーを採用していれば、当然のことながら、相手先は送信せずに破棄することになるので、相手に届かないといった事態も起こり得るわけです。逆に、相手先が"MAIL FROM:<>"が送られてきても拒否しないときは、問題なく送られることになります。
対処方法としては、「未送信レポート先」を[返信しない]以外の設定にすることですが、さらに踏み込んで、「未送信レポート先」を「返信者を指定」、"存在しないアカウント@ドメイン"を設定することにより、相手サイトから拒否されることなく、未送信メールも受信しなくてよい設定にすることができます。