メーリングリストにコメントを投稿したはずなのに、投稿者個人への返信メールになってしまう

この問題は、サーバ側の問題ではありません。
メーリングリストを運用しているとき、メーリングリストにコメントを投稿したはずなのに、投稿者個人への返信メールになってしまうときは、投稿者がメーリングリストへ投稿する際、メールクライアント側の設定でReply-To:ヘッダを書き換えている状態になっていないか、注意してください。

下記の参考資料のように Outlook や Outlook Express で「返信用の電子メール・アドレス」を設定したりしていると、Reply-To:ヘッダを書き換えて、投稿する状態になってしまいます。

[参考] http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/414replyto/replyto.html

これを E-Post Mail Server の場合に当てはめると次のような流れになります。
通常、メーリングリストの詳細設定で「Reply-To:ヘッダを付加する」がオンになっているとき、Reply-To:ヘッダには投稿後、E-Post Mail Serverによって、「メーリングリストのアドレス」が自動的に付加されます。
Reply-To:<メーリングリストのアドレス>
このように、投稿されたメーリングリストのメッセージに返信すると、宛先に <メーリングリストのアドレス> が自動的にセットされます。

ところが、投稿するときにメールクライアントの設定で、Reply-To:ヘッダを投稿者本人のアドレスに書き換えた設定で送ったり、あるいはReply-To:ヘッダを無視してしまうメーラーから返信したりすると、E-Post Mail Server側はあえて書き換えることはせず、次の状態になります。
Reply-To:<投稿者のアドレス>
これは投稿者が「自分自身に返信してほしいという意思表示をしている」と考え、サーバ側はこれをあえて書き換えるということはしないというポリシーです。ですから、メーリングリスト記事のうち、ヘッダがこの状態に書き換えられていると、返信しても、メーリングリストへの投稿ではなく、投稿者への返信になってしまうというわけです。