スパムメール本文に載っているスパムサイトが短縮URLを使ってくるときの対策

スパムメールがsurbl方式のスパム判定をかいくぐるために、スパムメール本文に載っているスパムサイトとして本来のURLを載せず短縮URLを載せて送ってくることがあります。一般的なsurbl方式のスパム判定サービスを利用しているときや、E-Postアンチスパムオプションサービスを利用している場合も、有名な短縮URLを使ったスパムメールが送られてきた場合、ブラックとして判定されなくなってしまいます。
決定打とはなかなか言い切れませんが、E-Post Mail Server / E-Post SMTP Serverには、短縮URLを使ったスパムメールが送られてきたときの対策機能、短縮URLのリダイレクト結果テーブル【shorturl.dat】が用意されていますので紹介します。ただし、これは使われる短縮URLごとに登録しなければなりませんので、新しい短縮URLを発見するごとに登録するという、いわゆる“いたちごっこ”状態になることは承知してください。
  1. スパムメールに載っている短縮URLにアクセスし、実際のスパムサイトURLを調べておく。(バックドアが仕掛けられている危険性もあるので検出機能のあるPCから行うこと)
  2. root権限でコンソールにログインし、プログラムインストールフォルダ(既定値 /usr/local/mta/bin/)を開く。
  3. 同上のフォルダ内にテキストファイルを作成、【shorturl.dat】のファイル名にする。
  4. 【shorturl.dat】の書式に従って記述する。複数あるときは行を追加して記述していく。
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    [短縮URL],[スパムサイトURL]
    ----------------------------------------------
    (例)
    ----------------------------------------------
    http://bit.ly/1X2Y,http://meiwakuXXX/YYY
    http://bit.ly/3X4Y,http://meiwakuXXX/ZZZ
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  5. スパムサイトURLのTOPドメインをブラックリストとして登録しておく。