接続マシンログ(acceptlog)について

接続マシンログ(acceptlog)は、SMTP受信ログ(inlog)の前段階の処理についての記録です。
  1. E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[ログ]を開き、[接続マシンログ]チェックボックスの状態を確認します。
  2. チェックボックスがオンの設定のままのときはそのままで、[接続マシンログ]チェックボックスがオフのときはオンに変更してから[設定する]ボタンクリックします。
  3. E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[サービス制御]をクリックして表示される「サービス制御」画面からSMTP受信サービス(epstrd)を[停止]→[開始]で再起動します。
ログ記録は、[メール作業フォルダ/acceptlog/コンピュータ名]フォルダ下に日付単位で作成されます。

記録内容は1接続に対し2種類記録されます。行が連続しているとは限りません。
ただし、接続相手がSMTPの手順を行う前に切断したときなど1行しか記録されない場合もあります。

記録1:SOCKET接続の発生記録
  接続相手からの接続要求が発生した時に記録されます。

   記録日時    ,宛先(TO)サーバー,送信元(FROM)IPアドレス:ポート, ステータス
 [30/Nov/2017:08:20:44], (xxx.xxxx.jp), [xxx.xxx.xxx.xxx]:25, Client accept now.

記録2:SMTPプロトコルのネゴシェーションでメールの受領または拒絶の判断を行った結果の記録
 A.ネゴシェーション結果で受領された場合

   記録日時    , 送信先サーバー,   送信元 IP  送信元アドレス,  メッセージID, ステータス

 [30/Nov/2017:08:22:06], (xxx.xxxx.jp), xxx.xxxx.xxx.xxx [xxx.xxx.xxx.xxx], ?????????????????????,<B0000097586>,ok

 B-1.ネゴシェーション結果で拒絶された場合
  (拒絶理由が"effect.dat"や不明な送信先アドレス宛、SMTP認証による否認、送信ドメイン認証による否認などの場合)

   記録日時    , 送信先サーバー,   送信元 IP  送信元アドレス,  メッセージID, ステータス

 [30/Nov/2017:08:22:06], (xxx.xxxx.jp), xxx.xxxx.xxx.xxx [xxx.xxx.xxx.xxx], ?????????????????????,<B0000000000>,abort

 B-2.ネゴシェーション結果で拒絶された場合
  (拒絶理由がメールサイズ制限、メールボックス制限、メールフィルタ条件などの場合)

   記録日時    , 送信先サーバー,   送信元 IP  送信元アドレス,  メッセージID, ステータス

 [30/Nov/2007:08:22:06], (xxx.xxxx.jp), xxx.xxxx.xxx.xxx [xxx.xxx.xxx.xxx], ?????????????????????,<B0000097586>,abort

 B-3.ORDB(DNSBL)問い合わせで拒絶された場合

   記録日時    , 送信先サーバー,   送信元 IP  送信元アドレス,  メッセージID, ステータス

 [30/Nov/2017:08:22:06], (xxx.xxxx.jp), xxx.xxxx.xxx.xxx [xxx.xxx.xxx.xxx], It was in the ORDB IP.,<B0000000000>,abort

記録1で接続の有無、記録2の"ok","abort"でメール受領・拒絶の結果が記録されます。
なお、"ok"が記録されたものは、その後「SMTP受信ログ(inlog)」の記録対象となります。

具体的には、telnetでSMTPへ接続するために、以下を実行したとき、最初に必ず、"Client accept now."の記録がされます。(C…クライアントからの送信/S…サーバーからの送信を表します。)

(C) telnet <smtp server> smtp<CR>      …… [接続が発生した時、"Client acceptnow."を記録]
(S) 220 xxxx E-POST ESMTP Receiver (x.xx)....
(C) HELO <domain><CR>
(S) 250 <xxxxx.xxx.jp> Hello .....
(C) MAIL FROM: xxxx@xxxx.xxxx<CR>
(S) 250 xxxx@xxxx.xxxx... Sender ok.      ……(1)
(C) RCPT TO: xxxx@xxxx.xxxx<CR>
(S) 250 xxxx@xxxx.xxxx... Recipient ok.     ……(2)
(C) DATA<CR>
(S) 354 Start mail input;id <Bxxxx> end with <CRLF>.<CRLF>
   : メッセージ送出
(C) . <CR>
(S) 250 Message received ok.          ……(3)

(1)〜(3)のいずれかの応答でメールの受信処理が中止された(拒絶された)とき "abort"の記録がされ、(3)まで進み、配送キュー(incomingフォルダ)に保管された場合, "ok"の記録がされるということになります。