senderlogに"451 Requested action aborted: error in processing. (code=0/0)"が記録される場合の対処策 updated!

senderlogに"451 Requested action aborted: error in processing. (code=0/0)"が記録されている場合、相手側サーバの無応答のほか、通信経路上のトラブルつまり回線上で通信ができないケースや回線が混雑のため通信タイムアウトが発生しているケースの可能性があります。これについては[対処方法その1]を参考にしてください。この応答コードは、無通信タイムアウトに達した場合や、セッションを相手が切った場合など、特別な応答がないために、E-Postが内部処理において自動作成した応答コード&メッセージです。

そのほか、送信時にSTARTTLS通信を有効に設定している状況下で、かつ多方面へ大量配送を行っているケースに限定されますが、送信スレッド内でいったんSTARTTLS開始による暗号化通信のメール送信が行われると、その後の同じ継続スレッドのメールデータ送信は接続相手によりプレーン送信が必要な場合でも、勝手に暗号化通信の "SMTP over SSL" として処理を行ってしまい、"451 Requested action aborted: error in processing. (code=0/0)" を記録して回線が切断される不具合が見つかっています。これについては下の[対処方法その2]を参考にしてください。

[対処方法その1]
この応答コードが記録されている場合、無通信接続タイムアウト時間を長くしてようすを見てください。無通信接続タイムアウト時間は、デフォルトで20分の設定です。以下の通り、設定ファイルを操作してDWORD値10進で作成、値を手動で登録することで調整可能です。ちなみに、簡単セットアップ(設定ウィザード)を実行すると、デフォルト値の設定が適用されますが、キーの値を特に設定していない場合もデフォルト値が適用されます。
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メール作業フォルダ
 ->reg
  ->epost
   ->ims
    ->EPST5DS       (ディレクトリ)
     ->SendDataTimeout.1 (数値)sec 送信1回当りのタイムアウト時間
               キー値がない場合=デフォルト 1200sec
     ->RecvDataTimeout.1 (数値)sec 応答1回当りのタイムアウト時間
               キー値がない場合=デフォルト 1200sec
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上記の値をそれぞれ長めに設定し、設定ファイルを終えた後、epstddサービスを再起動してください。

[対処方法その2]
epstdd v5.11以前では、epstddサービスが抱えていた不具合として、送信スレッド内でいったんSTARTTLS開始による暗号化通信のメール送信が行われると、その後の同じ継続スレッドのメールデータ送信は接続相手によりプレーン送信が必要な場合でも、勝手に暗号化通信の "SMTP over SSL" として処理を行ってしまい、"451 Requested action aborted: error in processing. (code=0/0)" を記録して回線が切断される不具合がありました。
この問題については下記項目で修正されています。20231223差分以降の最新差分アップデートを適用してください。

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 epstdd v5.12 2023.09.27
 1. 送信スレッド内でSTARTTLSでメール送信後の次のメールデータの送信を自動で "SMTP over SSL" として処理を行ってしまう不具合の修正。
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