SMTP AUTH有効時のログ記録からログインID(Username)などを知るには
SMTP AUTHを有効にしているとき、SMTP受信詳細ログ(receivelog)には、SMTP AUTH の Username などが記録されていますが、それらは基本的に Base64 で符号化されているため、そのままでは読めません。ただし、Base64 をデコードするツールを使えば、復号化できますので、Username などの情報が判別可能になります。
なお、Password の中身については、SMTP AUTH の認証方法がPLAINやLOGINであれば、Username と同じように復号化して読めるようになりますが、認証方法が CRAM-MD5 のときは、Password の中身までは復号化できません。
ちなみに、認証方法がどのように決定されるかは、メールサーバとメールクライアント(メーラー)との通信の中できまります。メールサーバ側で認証方法を「PLAIN LOGIN CRAM-MD5」といちばん強くしていたとしても、メーラー側の実装機能によって、PLAIN や LOGIN レベルでしかできないものがあります。そのときは Password の中身まで復号化して確認できます。
例)認証方法が CRAM-MD5 のときのケース
dXNlcjFAdGVzdC1zYW1wbGUwMC5qcCA1NmJmOTAyYjJkZmQ0OTEwMjI2YjU1NzU4ZDQ1ODczMg==
|(※Base64 からdecodeすると)
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user1@test-sample00.jp 56bf902b2dfd4910226b55758d458732
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メールアドレス部分 パスワード部分(暗号化されており復号はできない)
Base64 をデコードするツールやサイトには、各種いろいろなものがあるようです。検索キーワード「Base64 decode」などで検索してみてください。