中継の制限【effect.dat】でSMTP認証と関連する "norelay,2" オプション
中継の制限【effect.dat】で、以下のような書式に従って、ルールを"norelay,2"で設定すると、外部ネットワークから内部ドメインアドレスを送信元とした場合に、SMTP認証が通ればリレー許可されます。また受領のみSMTP認証が不要になります。"norelay,2"は、受領のみSMTP認証を無視するオプションです。
反対に、SMTP認証をしていても、強制的にリレー禁止にしたい場合には、"norelay,0"を設定します。
[effect.datの記述例]
xxx.xxx.xxx.xxx default ←"default"指定により、SMTP認証が
必要なネットワークを指定
*.*.*.* norelay,2 ←上記以外のネットワーク(外部)で
SMTP認証されていればリレー許可、
されていないものはリレー禁止
受領のみSMTP認証不要
※norelayのオプション [0,1,2] について
2 …SMTP認証すればリレー許可、されていないものはリレー禁止
1 …(空き)
0 …SMTP認証しても強制的にリレー禁止
書式例)192.168.0.100 norelay,0
上記の設定では、1行目でdefault設定したネットワークはSMTP認証が必要となる一方、2行目の"norelay,2" の設定によって、それ以外の(外部)ネットワークから、内部ドメインアドレスを送信元にしたものについては、SMTP認証が通ればリレー許可されます。また受領のみSMTP認証が不要になります。
2行目を"norelay,0"の設定にした場合は、SMTP認証をしていても、強制的にリレー禁止(×)扱いとなります。