Active Directory(LDAP)連携時にまれに送信エラーになったり、POP受信エラーが発生するとき

アカウントのActive Directory(LDAP)連携をしているとき、E-Post Mail ServerとAD(ドメインコントローラ)やLDAPサーバとの間で通信に時間がかかることが原因となり、ふだんは正常に送ることができる社内メールで、まれに送信エラーになったり、POP受信エラーになることが発生することがあります。

そのような事象が発生する場合、メールサーバとAD(ドメインコントローラ)やLDAPサーバとの間の通信で少し時間がかかることにより、ユーザーのマッチングが完ぺきにできていないおそれがあります。AD(ドメインコントローラ)やLDAPサーバとの間で、通信タイムアウトの設定を見直してください。

ADとの通信については、下記の設定ファイル項目によって、リトライ回数を上げて試すことができるようになっています。 "ADRetryTime"のキーはデフォルトで作成されていませんので、数値10進でキーを新規作成し、値を10より上の任意の数、たとえば20や30などの数値を入れて試してください。変更後は、該当する各サービスの再起動が必要です。

この"ADRetryTime"ファイルは、epstrd、epstdd、epstimap4d、epstimap4dそれぞれに作成、設定します。


[epstrd] (E-POST SMTP Receiver)
メール作業フォルダ (既定値 /var/spool/epms/)
→reg
 →epost
  →ims
   →EPST5RS
    →ADRetryTime
    (DWORD Default 10) ADへのユーザ情報問合せリトライ回数

[epstdd] (E-POST SMTP Delivry Agent)
メール作業フォルダ (既定値 /var/spool/epms/)
→reg
 →epost
  →ims
   →EPST5DS
    →ADRetryTime
    (DWORD Default 10) ADへのユーザ情報問合せリトライ回数

[epstpop3d] (E-POST POP3 Server)
メール作業フォルダ (既定値 /var/spool/epms/)
→reg
 →epost
  →ims
   →EPST5POP3S
    →ADRetryTime
    (DWORD Default 10) ADへのユーザ情報問合せリトライ回数

[epstimap4d] (E-POST IMAP4rev1 Server)
メール作業フォルダ (既定値 /var/spool/epms/)
→reg
 →epost
  →ims
   →EPST5IMAP4S
    →ADRetryTime
    (DWORD Default 10) ADへのユーザ情報問合せリトライ回数

(関連FAQ)
Active Directoryへの問い合わせリトライ間隔と時間を調整するには