E-Postシリーズでの文字コードの取り扱いについて
E-Post Mail Server・E-Post SMTP Serverシリーズでの文字コードの取り扱いについては、次のような仕様になっています。
- メールサーバはクライアントから送信されてきたメールや相手MTAから送信されてきたメールの文字コードを変更したり、さわることはしないとの考え方を原則としており、E-Post Mail Server・E-Post SMTP Serverシリーズでは、メールの文字コードを自動的に変換したり、置き換えたりすることは基本的にありません。
あくまでメールの文字コードは送信元に依存し、送信時のメールクライアント側の指定内容・作成コードに従います。
- 上記を原則としますが、E-Post側で文字コードを決めなくてはならない機能部分、メールを自動生成する必要がある場面では、下記のような例外があります。
- ブラウザで操作するE-POST コントロールセンター(メールサーバ管理)で自動応答メールの件名および本文を登録したときには、iso-2022-jp に自動的に変換して保存するという動きになります。
- メールサーバ側で自動生成する "Delivery failure" のようなエラーメールを送信するときは、Content-typeヘッダがないので us-ascii で生成されます。
- メールサーバ側で自動生成するメーリングリストの応答についても、Content-typeヘッダがないので us-ascii で生成されます。
- 上長承認または、セキュアハンドラを有効にした場合、承認メールの生成と送信が自動的に行われますが、このとき、Mailtoリンクの文字列についての文字コードを設定ファイルにより、生成コードが変えられるようになっています。
これらの機能以外、基本的にあらゆる場面では、E-Postシリーズ側では、文字コードを自動的に変換したり、置き換えたりすることはしません。
(関連FAQ)
●E-Postシリーズは UTF-8 / 8bit Encoding のメールを文字化けせず正しく送受信できますか?
●メーリングリスト機能により流されたメール題名がAndroid系携帯端末の特定メーラーで文字化けする現象について