Active Directory(LDAP)連携時にユーザー追加するときの注意点

ユーザー管理のActive Directory(LDAP)連携を行っているとき、ユーザーアカウントを追加登録する際の注意点があります。以下の操作手順のいずれかを守ってください。
ドメインコントローラ側の「Active Directoryユーザーとコンピュータ」からユーザーアカウントを作成する方法を取る場合は、ユーザーのメールボックスフォルダが自動生成されない状況が発生するため、その後一定の手順が必要です。IMAP4使用時には、IMAP4でログインしても、各ユーザーアカウント用のメールボックスフォルダに該当する“ルートのフォルダ”がまだ存在しない場合には、プロトコルで発するコマンドによっては問題となる場合があります。
〔ユーザーアカウントを追加登録する操作方法について〕
〔コンソールからの確認手順〕
  1. SSH等でコンソールにログイン。
  2. lsコマンドで /var/spool/epms/inbox/ 下にユーザーアカウントのメールボックス、つまりユーザーアカウント名のディレクトリが存在するか確認。
  3. 必要に応じてSMTP送受信テストを行ったり、POP3・IMAP4の接続・受信テストを行う。またSMTPプロトコルで該当アカウント宛にメール着信させる方法でも、メールボックスフォルダが自動生成される。
ちなみに、下記の設定ファイルを記述することにより、IMAP4で接続した場合に該当ユーザーのメールボックスのルートフォルダ(POP3で使う場所と同じ)が存在しないときでも、ルートフォルダが自動生成される設定が可能になります。
[メール作業フォルダ] (既定値 /var/spool/epms/)
 →reg
  →epost
   →ims
    →AutoCreateFolder.1 (DWORD Default 1) 1:作成する 0:作成しない
    IMAP4ログイン時にルートフォルダ(POP3で使う場所と同じ)が存在しない場合フォルダを自動作成する