上長承認(BossCheck)機能で件名判定できる文字数長さについて

上長承認(BossCheck)機能で件名判定ができる文字数長さの上限については、以下の仕様の通りです。
件名文字数が長くならない運用を心がけるか、あるいは、件名が長くなりがちな場合には、見つけだすキーワードを件名の先頭部分に入れる運用を心がけるようにしてください。

1.メールの件名で判定できる文字数長さについて
上長承認(BossCheck)機能にて、メールの件名で判定できる実質的な文字数長さについては、余裕をみておおよそ85文字程度と考えてください。この85文字程度という制限は、下記のようなメーラーで作成される件名の仕組みや、上長承認機能の機能や仕様から導き出されたものです。

2.件名の文字数長さ制限の根拠
上長承認(BossCheck)機能における現時点の仕様では、Subject:ヘッダ上での記述上255byteを超えるものは無視、つまり切り捨てられて判定されます。
この上限の単位は、メールクライアントで表示される文字数ではなく、ヘッダのソースベースで見た長さです。
例えば、iso-2022-jpでパックされていれば、メールヘッダ上の"=?iso-2022-jp?B?"から"?="まで、パックされる全てをあわせた合計文字数です。
この「パック」する手法は、メーラーの種類によってまちまちなのが実情です。メーラーによっては、入力した題名の文字列を1行でパックするもの、あるいはトークン毎にパックし、行を変えたりするものとさまざまです。
下に示すサンプル画像は、後者の例に近いBecky!による作成メールのヘッダーソースです。
メーラーによってもおおきく前後しますが、改行されずひとまとめで、iso-2022-jpなどでパックされていると想定した場合、全体の制限255byteに対して、実質3分の1程度の計算になり、おおよそ85文字くらいが上限値となると考えてください。85文字くらいというのは、ざっくり余裕をみて、それ位までなら確実では・・という趣旨です。

3.運用上のお願い
以上のことから、上長承認(BossCheck)機能で件名判定を利用する場合、件名の文字数が長くなりがちな場合には、見つけだすキーワードを件名の末尾ではなく、先頭に付けるような運用上の工夫をお願いします。