IMAP対応Webメール[1]: RainLoopでユーザーログインが失敗する場合
WebメールのRainLoopでは、SMTP認証を実施しないアカウントでのユーザーログインを行う場合、ユーザーログイン時の認証が初期状態で "PLAIN" を優先してログインしているようで、そのことが原因で失敗するケースがあるようです。以下のどちらかの設定を試してください。
1.SMTP認証を実施しないままの場合はアカウント単位で「認証ファイルを設定する」をオンにする
SMTP認証を実施しない非認証有効のままの場合は、アカウント単位で「認証ファイルを設定する」をオンにします。その後、「パスワード変更」でパスワードを再登録します。
「認証ファイルを設定する」設定がオンになることで、該当ユーザーのメールボックス内に認証ファイルである "apop.dat" が生成されます。それを使って "PLAIN" 認証でのログインが可能になります。
「認証ファイルを設定する」項目は、次の操作で呼び出す画面内にあります。
E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[ユーザー管理]を選択して「ドメインの選択」から対象ドメインを選択して[ユーザー管理へ]をクリック。続けて該当ユーザーを選択して[設定変更]を選び[操作する]ボタンをクリックし表示される「アカウントの設定変更」画面。
「パスワード変更」は、次の操作手順になります。
E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[ユーザー管理]を選択して「ドメインの選択」から対象ドメインを選択して[ユーザー管理へ]をクリック。続けて該当ユーザーを選択して[パスワード変更]を選び、[パスワードの変更]画面で変更するパスワードから「再確認パスワード」を入力。
2.IMAP4サービスの定義ファイル ImapAuthType.2 を作成し "LOGIN" を記述する
下記のディレクトリ位置に viエディタを使って ImapAuthType.2 ファイルを作成、セットする値として "LOGIN" のみを記述、その後 epstimap4d サービスを再起動します。
WebメールのRainLoopは初期状態でSMTP認証を実施しないアカウントでのユーザーログインを行う場合、"PLAIN" を優先してログインし失敗するようです。セットする値として "LOGIN" を明示的に記述することにより、"PLAIN" を禁止してログインを許可する方法となります。ユーザーログインが失敗してうまく行かない場合は試してください。
[メール作業ディレクトリ] (既定値 /var/spool/epms/)
→reg
→epost
→ims
→EPST5IMAP4S (ディレクトリ)
→ImapAuthType.2 [CAPABILITY 命令で応答する認証方法の制限指定]
(文字列) Default "CRAM-MD5,LOGIN,PLAIN" → "LOGIN" だけを記述