incomingフォルダに格納するのは epstrd か epstdd か? new!

E-Postシリーズで内部ドメイン宛てメールにて、SMTP受領にかかる時間に比べ、メールボックスにメールデータファイルが作成するまで時間がかかる状況が発生している場合、調べ方と epstrd サービスと epstdd サービスの役割分担について質問を受けたことがあります。
・epstrd:SMTP受信(受領)を 一時作業フォルダの tempフォルダで行う。受領成功すると inlog(SMTP受信ログ)に記録される。データはメールキューである incomingフォルダに移動し格納。詳細記録は receivelog(SMTP受信詳細ログ)に記録される。
・epstdd:配送段階を受け持つ。メールキューである incomingフォルダに格納されたメールデータファイルとエンベロープ情報のRCPファイルを元に該当メールアドレス宛てに配送、内部ドメインアカウント宛ての場合は該当メールボックスにメールデータを作成する。配送が成功すると外部ドメイン宛ては outlog(SMTP送信ログ)、内部ドメイン宛てはoutlocallog(SMTP送信ローカルログ)に記録される。詳細記録は senderlog(配送時の詳細ログ)に記録される。
つまり、標題の内容について言えばE-Postではメッセージファイルをincomingフォルダ(メールキュー)に格納するのは epstrd 側の仕事になります。この後、incomingフォルダ(メールキュー)に格納されたファイルを epstdd 側が配送処理を受け持ち、内部アカウントのメールボックスに格納する(着信させる)ところまで受け持ちます。
(関連FAQ)
SMTP送信ローカルログ(outlocallog)について