MSCSクラスタ環境でメールサーバを設定する注意点
E-Post Mail Serverシリーズ、E-Post SMTP Serverシリーズ製品をWindows Server 2003 Enterprise Edition以上に付属しているMSCS(Microsoft Server Cluster Service)によるHAクラスタ構成で構築するポイントは、以下の通りです。
MSCS(Microsoft Server Cluster Service)でHAクラスタ構成の環境を構築するとなると、ドメインコントローラにするマシン、クラスタのノードにするマシン、クラスタ共有ディスク装置か共有ファイルサーバマシンというように、ハードウェアを複数台用意して構築する必要があるため、体験してみようというレベルでは、設定環境を整えることが困難です。そのため、ここでは仮想マシンの形でHAクラスタ構成を行うためのOSを設定し、構成と環境の例をあげながら、ポイントをあげてみます。
[構成図]
[環境]
1.Active Directoryのドメインコントローラ(DC) : 仮想サーバー1台目
OS: Windows 2003 Server R2 Enterprise
2.HAクラスタ:アクティブ側(MSCS1) : 仮想サーバー2台目
OS: Windows 2003 Server R2 Enterprise
3.HAクラスタ:スタンバイ側(MSCS2) : 仮想サーバー3台目
OS: Windows 2003 Server R2 Enterprise
※E-Post Mail Serverシリーズ、E-Post SMTP Serverシリーズ製品は、Windows Server 2003 Enterprise Edition以上に付属しているMSCS(Microsoft Server Cluster Service)で構成したHAクラスタ環境での動作について、2007年5月以降のバージョンでは正式対応しています。それ以前の旧バージョンをお使いの方は、2007年5月1日以降の差分アップデートプログラムを適用していただく必要があります。