個別ユーザーアカウントごとに受信を制限するドメインやアドレスを設定できますか?

過去のバージョンでは、全体設定で受信を制限するために接続を拒否するドメインやアドレスを指定するために「マシン毎の制限」【effect.dat】で設定する一方で、個別アカウントごとに受信を制限するドメインやアドレスを指定する場合、個別アカウントの「メールフィルタ設定」を使う以外に方法がありませんでした。
しかし、個別アカウント単位で「メールフィルタ設定」を行っているとき、受信制限をかけているユーザーと、制限をかけていないユーザー両方に同報されたメールを受ける場合、どちらのメールも同じ受信制限がかかるという課題がありました。さらに「メールフィルタ設定」はヘッダレベルであり、偽装されやすいヘッダには効力を発揮できないという問題点があります。

2015年8月20日に公開された最新差分を適用すると、個人アカウント単位でのエンベロープレベルでの条件を判定して拒絶できる個人アカウント単位での【effect.dat】が設定できる機能が追加されました。これにより個別アカウントごとに受信を制限するドメインやアドレスを設定できるようになりました。
この機能は、EPSTRS v4.90 以降で有効です。旧バージョンの場合は、2015年8月20日に公開された最新差分アップデートを適用すると、EPSTRSのバージョンがv4.90となり、新機能が利用できます。