配送処理とDNS参照について
配送処理(およびリトライ処理)が行われるときのDNS参照の手順は、次のような仕様で行われます。
- MXレコード参照によるMTAへの送信(※1)
MXレコードのキャッシュ情報があればキャッシュ情報を優先します。
MXレコードのキャッシュ情報によって送信が失敗したときは、DNSサーバに対して改めてMXレコードの参照を行います。
- 上記の手順が失敗した場合、@以降のドメイン名をAレコードとして送信(※2)
E-Post Mail Server・E-Post SMTP Serverは自分でDNS参照を行わず、Windowsに設定されたDNSサーバへの参照をOSに任せます。
この1と2の手順をリトライごとに繰り返します。
(注)
※1 MXレコードを参照するDNSサーバは、Mail Control画面の「サーバー設定」タブにある「DNSサーバー」で設定された内容に従います。
※2 Aレコードを参照するDNSサーバは、E-Post Mail Server・E-Post SMTP Serverの設定情報には依存せず、Windowsの「ネットワーク接続」-「ローカルエリア接続」のプロパティにあるDNSサーバで設定された内容に従います。
(参考)
相手先がMXレコードを記述しているかどうかを確認するには、一般的な方法として、コマンドプロンプトから次のコマンドで確認します。
nslookup -type=mx domain.jp