[32bit版][64bit版] MSFCクラスタ構成時の修正差分アップデートプログラム適用手順について

E-PostシリーズのMSFCクラスタ構成時の最新差分アップデートプログラム適用手順については、次の通りです。
・E-Post Mail Server Standard (x64) / E-Post Mail Server Enterprise II (x64)
・E-Post SMTP Server Standard (x64) / E-Post BossCheck Server (x64) / E-Post SMTP Server Enterprise II (x64)
・E-Post Mail Server Standard / E-Post Mail Server Enterprise II
・E-Post SMTP Server Standard / E-Post BossCheck Server / E-Post SMTP Server Enterprise II

(副系側の操作)
  1. 待機時の副系マシンにログインし、Windowsの[管理ツール]-[サービス]から、E-Post 関連の全サービスが停止されているのを確認する。
    ※待機時には、”E-POST Mail Control”および”E-POST Account Manager”を開かないようにしてください。仮に間違って開いた場合は、すべて[閉じる]ボタンで閉じてください。
  2. E-Post各シリーズ用修正差分プログラムを実行。(例)jp-mail@epostmsstd-diff-201xmmdd.exe
  3. インストール済みのドライブ・フォルダを事前に確認しておき、上書き更新されるようにする。
    ※たとえば、デフォルトで「/Program Files/EPOST/MS」が表示されていますが、E-Postシリーズ32bit版を32bit版OSか64bitOSにインストールした環境によりプログラムインストール先は「C:\Program Files\EPOST\MS」または「C:\Program Files (x86)\EPOST\MS」と変わります。E-Postシリーズ64bit版では、プログラムインストール先は「C:\Program Files\EPOST\MS」です。
    ここは[Browse]ボタンでフォルダ参照させるのが確実です。フォルダを指定したら[Unzip]ボタンで解凍を実行します。
  4. Web管理ツールを使用している場合は、各シリーズ用Web管理用修正差分プログラムを実行。
    (例)jp-webman@epostmsstd-diff-201xmmdd.exe
  5. Web管理ツールの修正差分プログラムの指定先フォルダは一階層上です。E-Postシリーズ32bit版を32bit版OSか64bitOSにインストールした環境によりプログラムインストール先は「C:\Program Files\EPOST」または「C:\Program Files (x86)\EPOST」となります。E-Postシリーズ64bit版では、プログラムインストール先は「C:\Program Files\EPOST」です。いずれにしても一階層上になります。
    ここは[Browse]ボタンでフォルダ参照させるのが確実です。フォルダを指定したら[Unzip]ボタンで解凍を実行します。
  6. フェイルオーバークラスターマネージャー(クラスタアドミニストレータ)から、正系マシンの「クラスタサービスの停止」を実行し、副系に強制的に制御が切り替わるように実施する。
  7. 制御が切り替わったのを確認したら、副系の”E-POST Mail Control”を開き、共有ドライブの設定状態やサービス開始状態を確認。
  8. [バージョン情報]タブに表示されるCOMPONENT LISTでのバージョン表記を確認する。
(正系側の操作)
  1. 上記までの状態を継続したまま、待機時の正系マシンにログインし、Windowsの[管理ツール]-[サービス]から、E-Post関連サービスが停止されているのを確認する。
  2. 上記(2)〜(5)の手順を再度行う。
  3. フェイルオーバークラスターマネージャー(クラスタアドミニストレータ)から、正系マシンの「クラスタサービスの開始」を実行し、正系に制御が戻るように実施する。
  4. 制御が切り替わったのを確認したら、正系の”E-POST Mail Control”を開き、共有ドライブの設定状態やサービス開始状態を確認。
  5. [バージョン情報]タブに表示されるCOMPONENT LISTでのバージョン表記を確認する。
Enterprise II版の場合、次年度更新ライセンスキーを入力される場合は、副系側は(7)のタイミングで、正系側は稼働時の任意のタイミングか(12)のタイミングで行うとよいでしょう。