大量のエラーリターンメールが生成されたときEPSTDSが停止する現象について

大量配送を行って、さらに大量にエラーのリターンメールが生成されたとき、EPSTDSサービスがエラーを起こして停止してしまう現象が発生する場合、EPSTDSのバージョンが4.47以前のままで使用していないか確認してください。既に以下のような対策が取られています。

この問題の対策が取られているのは、4.48以降です。早急に「サポート2」より最新差分アップデートプログラムを適用し、最新のモジュールに置き換えてください。なお、以降の最新版では累積的に適用されています。

過去に対策が取られたEPSTDSの修正点
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[EPSTDS]
v4.48 2009.12.25
 2.エラーメール送信時にハングすることがあった不具合の対策。
(ハングアドレス 0x15639)
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(この現象の詳細と原因について)
存在する他ドメイン宛の不明アドレスに大量に同報送信を行うと、結果的に"User Unknown"となりますが、EPSTDSのバージョンがv4.47以前のモジュールを使っているとき、エラーメールのリターン時に生成されるメールデータにおいて、メッセージIDに異常な文字列を出力してしまうことがあり、そのときに、EPSTDSサービスが停止してしまう現象が確認されています。この現象の原因は、コンパイラ側の不具合であることが後に判明、4.48以降ではコンパイラのオプションを見直し、対策を取っています。

なお、v4.47以前のモジュールであっても、通常の大量配送しないケースではこの現象はめったに起きません。また、単純に大量配送を行うだけでも、現象は起きません。大量配送を行った上で、(数百数千を超える)大量のエラーリターンメールが生成されたときに、現象が起きることがわかっています。