シングル版（評価版）をダウンロードしたのですが、２つのマシンを設定することでクラスタ構成にできますか？
ダウンロードコーナーにある評価版をダウンロードし、シングルサーバとしてインストールした後、そのままE-Post方式クラスタ構成に移行することができます。
シングルサーバのときの設定作業にくらべて、クラスタ構成の設定作業はやや複雑ですが、システム上の支障は特にありません。また、逆にクラスタ構成で稼働していたノードをシングルサーバに戻すことも可能です。
設定作業時には下記の点に注意してください。
- E-Post方式クラスタ構成のノードにするWindowsマシンを最低２台用意してください。Virtural Serverのような仮想マシンでもかまいません。
- 共有ディスク装置を用意してください。NASか、iSCSI対応のものがベストですが、通常のファイルサーバの共有フォルダでも設定は可能です。
- ノードにするマシンには、他の機器とぶつからないよう静的にIPアドレスを割り当ててください。ローカルIPアドレスでかまいません。
- 仮想IPアドレスを１つ用意してください。これもローカルIPアドレスでかまいません。
- 評価版のときの30日期限付きという制約条件はシングルサーバのときと変わりません。
- 評価版をテスト後、仮に正式版をご購入することになれば、ライセンスキーが２つ添付されますので、各マシンにそれぞれのライセンスキーを入力してください。正式版としてそのまま使えるようになります。
メールサーバのE-Post方式クラスタ構成に関して、わかりやすく解説した入門ガイドをPDF版にて提供しております。
●ホワイトペーパー『[E-Post方式] クラスタリングメールサーバ構築ガイド Rev1.8』
なお、E-Post方式クラスタ構成ではなく、MSFC方式クラスタ構成を取る場合は、PDF版ガイドは公開サイト上に載せておりませんので、直接お問い合わせください。
●ホワイトペーパー『MSFC方式クラスタリングメールサーバ構築ガイド Rev1.7−Windows 2012 / 2012R2 / 2016 / 2019 / 2022 構築編』→要お問い合わせ