Active Directory連携時にユーザー追加するときの注意点
ユーザー管理のActive Directory連携を行っているとき、ユーザーアカウントを追加登録する際の注意点があります。以下の操作手順のいずれかを守ってください。
ドメインコントローラ側の「Active Directoryユーザーとコンピュータ」からユーザーアカウントを作成する方法を取るなど、手順次第でユーザーのメールボックスフォルダが自動生成されない状況が発生します。IMAP4使用時には、IMAP4でログインしても、各ユーザーアカウント用の“ルートのフォルダ” がまだ存在しない場合には、発するコマンドによっては問題となる場合があります。
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〔“ルートのフォルダ” =POP3プロトコルで管理されるメールボックスフォルダ〕
・「共通ボックス(区別しない)」方式の場合
C:\mail\inbox\[ユーザ名]\
・「接続ドメイン/IPで区別する」方式の場合
C:\mail\inbox\[ドメイン名]\[ユーザ名]\
〔IMAP4プロトコルで管理されるメールボックスフォルダ〕
・「共通ボックス(区別しない)」方式の場合
C:\mail\inbox\[ユーザ名]\INBOX\
・「接続ドメイン/IPで区別する」方式の場合
C:\mail\inbox\[ドメイン名]\[ユーザ名]\INBOX\
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〔ユーザーアカウントを追加登録する操作手順について〕
ユーザーアカウントを作成する時は、Active Directory連携時であっても、基本的にはE-Post Account Managerから作成していただくことを推奨します。Account Managerから手動でユーザーアカウントを作成していけば、ユーザーのメールボックスフォルダ(各ユーザーアカウント用の“ルートのフォルダ”)が自動生成されます。
E-Post Account Managerのユーザーインポート機能を使って、タブ区切りテキストファイルからインポートを行った場合も、ユーザーのメールボックスフォルダが自動作成されます。
Active Directory連携時でドメインコントローラ側の「Active Directoryユーザーとコンピュータ」からユーザーアカウントを作成する場合は、その後、E-Post Account Managerで作成済みアカウントを確認し、該当ユーザーの右クリックメニューより「エクスプローラ」を選択する操作を必ず実施してください。この操作によりメールボックスフォルダ(各ユーザーアカウント用の“ルートのフォルダ”)が自動作成されます(くわしい手順は下記を参照)。
〔E-Post Account Managerからの確認手順〕
E-Post Account Managerから、該当ユーザーアカウントを選択し、右クリックメニューから「エクスプローラ」を選択します。
その後、該当ユーザーアカウントのメールボックスフォルダがまだないときには自動的に生成され、続いてフォルダが開きます。
エクスプローラでは特に何の操作も不要です。フォルダをそのまま閉じてください。
その後、SMTP送受信テスト、必要に応じて、POP3かIMAP4の接続・受信テストを行ってください。
そのほか、SMTPプロトコルで該当アカウントにテストメール着信させる方法でもメールボックスフォルダが自動生成されるようになります。
また、2016年12月7日以降の最新差分を適用、EPSTIMAP4S v4.52以降にした上で、下記の設定ファイルを記述することにより、IMAP4で接続した場合に該当ユーザーのメールボックスのルートフォルダ(POP3で使う場所と同じ)が存在しないときでも、フォルダが自動生成される設定が可能になります。
[メール作業フォルダ]内
->REG
->SOFTWARE
->EMWAC
->IMS
->AutoCreateFolder.1 (DWORD Default 1) 1:作成する 0:作成しない
IMAP4ログイン時にルートフォルダ(POP3で使う場所と同じ)が存在しない場合フォルダを自動作成する
(EPSTIMAP4S v4.52〜)