BossCheck Server 承認依頼メールのmailto リンクの生成時の文字コードを変更するには

E-Post BossCheck Server (x64) で自動生成される承認依頼メールでは、mailto リンクの生成時の文字コードは、デフォルトでShift-JISで固定されています。これは、Windows環境で最も多く利用されるOutlookExpress系のWindows Mail や、Office Outlook などでは、承認・却下メール送信時に本文中に表示されるSubject部分などの日本語文字がShift-JIS の文字コードでなければ正しく表示されないためです。

しかし一方で、メーラーからmailto リンク部分がクリックして承認・却下ができるにもかかわらず、mailto リンク部分の文字コードをUTF-8 とみなしているThunderBird などのメーラーや、一部Web メールソフトが存在し、そうした使用環境では、承認・却下メール送信時に本文中に表示されるSubject 部分などの日本語文字が文字化け表示されていました。

こうした状況に対して、なお、20150216修正差分プログラム以降を適用することで、EPSTRSのバージョンはv4.88以上になりますが、合わせて下記設定を行えば、他の文字コードを指定することができるようになりました。

●E-Post SMTP Server Standard (x64)(E-Post BossCheck Server (x64))
差分アップデートプログラム(20150216 差分)

差分適用後、下記の設定ファイルを記述することにより、Shift-JIS 以外の文字コードに変更することができます。

<メール作業フォルダ>\REG\SOFTWARE\EMWAC\IMS\ MailApprovalCodepage.1
(DWORD Default 932) mailto リンク生成時の文字コードテーブルを変更

  [Codepage]
  Shift-JIS → 932 (デフォルト)
  UTF-8 → 65001
  JP_EUC → 20932
  JP_JIS → 50220 or 50222

“<メール作業フォルダ>\reg\SOFTWARE\EMWAC\IMS\”フォルダ内の位置に“MailApprovalCodepage.1”の設定ファイルを作成、ファイルに数値を記述して保存します。
たとえばmailto リンクをUTF-8 でエンコードしたいときには65001 を記述します。その際、数字の末尾に改行を加えないようにしてください。

(※注意)
この設定オプションが有効なバージョンは、EPSTRS v4.86 以降です。ファイルが存在しないときのデフォルト値は、'932'として動作します。
なお、設定後は必ずEPSTRSサービスの再起動が必要になります。
変更後は、承認依頼メールの一部にではなく、全ての承認依頼メールに反映されます。従って、メーラーが混在している環境では、ご使用判断に十分留意なさってください。