Secure Handler (x64) 機能初期導入時での留意点
Secure Handler (x64) 機能の初期導入時の留意点をあげてみます。
Secure Handler (x64) のメイン設定画面もしくはWeb「メール承認管理」- [設定]にある「Secure Handlerを有効にする」チェックボックスをオンにしたにもかかわらず、機能が働いていると思えないときは、有効にした後で、組み込んだ E-Post SMTP Server (x64) や E-Post Mail Server (x64) の EPSTRSサービスを再起動したか確認してください。
初期設定として[ハンドリングルール]に「題名(キーワード)」や「ドメイン名(メールアドレス)」等を設定しないと、基本的に Secure Handler (x64) の判定対象としないので、ここが未設定ならメールは基本的にスルーします。
なお、[ハンドリングルール]で止められたメールについて逐次、「題名(キーワード)」や「ドメイン名(メールアドレス)」等のブラック・ホワイト設定を行うのは次の段階になります。
ホワイトリストである[許可アドレス一覧]に追加するには、Secure Handler (x64) の保留リストを確認し、保留扱いされているメールを[リスト登録する]を選んで[許可]していきます。送られてきたメールアドレス一つに対してホワイトリスト登録がされます。また、メールアドレス一つずつではなく、送られてくるドメインを対象にするときは、ホワイトリストである[許可アドレス一覧]を編集して、ドメイン部分だけを残すようにしてください。
初期導入時にはホワイトリストである[許可アドレス一覧]の記述はひとつもありません。内部ドメインの記述は真っ先にしておいたらよいでしょう。
Secure Handler (x64) 機能が“怪しい”メールを機械判定するポイントとして、現時点で23項目ありますが、その中でも典型的なものには、送られてきたメールアドレスについてエンベロープFROMとヘッダーのFromをチェックするポイントがあります。ヘッダーのFromを詐称して送られてきたものは、いったん止める動きをします。
なお、ユーザーズガイドP.34以降に書かれている自動化=自動判定の設定を忘れないように設定してください。自動判定の設定は、用意されているバッチファイル securehandler.bat をタスクスケージューラで登録することにより、定期的に機械判定による一括処理を自動で行うように設定します。この自動判定の設定をしないと、止められたメール全てが止まったままで手動判定待ちの状態になってしまいます。くわしくはユーザーズガイドをご覧ください。