SendGrid へのSMTP認証付き送信フォワードする際、70文字の長いパスワードを設定できるか new!

SendGrid を利用し、SMTP認証付き送信フォワードする際、E-Postシリーズ側で70文字の長いパスワードを設定できるか問い合わせを受けたことがあります。

E-Postシリーズに実装されている EPSTDS v4.72以降では、レジストリ設定を行うことでSMTP認証パスワードを最長127byteまで設定可能になっています。
以下のレジストリ値を編集し、レジストリ内に認証パスワードを直接入力することにより、EPSTDSサービスプログラムとしては最大127byteまで許容され、認識します。レジストリ値変更後はEPSTDSの再起動が必要です。

HKEY_LOCAL_MACHINE
 SYSTEM
 →CurrentControlSet
  →Services
   →EPSTDS
    →SMTPAUTHPass (文字列)
     (SMTP認証時のPassword)

ただし、レジストリ値を設定した後で、E-Post Mail Control画面を開き、EPSTDSの[詳細]をクリックして表示される画面では、パスワード部分は空白表示されます。この状態のまま[OK]ボタンで保存したりしてしまうと、E-Post Mail Control側がパスワードを14文字で切ってしまいます。注意してください。万が一間違えて操作したときは、再度レジストリ値を編集してください。

EPSTDSサービスからSendGridへのSMTP認証パスワード付き送信フォワード(中継)を弊社が確認した限りでは、SendGridによるAPIキーは何度作成しても70byte固定の長さになっているようでした。

(関連FAQ)
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