HELOコマンドで送出するホスト名がFQDN(ホスト名+ドメイン名)になっていない

メール送信時に送るHELOコマンドで送出するホスト名がFQDN(ホスト名+ドメイン名)にならないと、送り先によっては、スパムサイトと断定して受信を拒絶される場合があります。
この場合、グローバルで公開しているメールサーバーのFQDN(ホスト名+ドメイン名)をメールサーバーマシンの /etc/hostsファイルに自身のローカルIPと関連付けを行うようにします。
仮にグローバルに公開しているメールサーバー名を mx.abcd.jp とすると、
メールサーバーのローカルIPアドレス= 192.168.0.10 とした場合に /etc/hostsファイルは次のようになります。

192.168.0.10 mx.abcd.jp hostname
※項目間の区切りは半角スペースまたはタブ区切り

こうした設定により、HELOコマンドに続く情報(FQDN)として反映するようになります。
設定が正しく行えているかどうかは、Windowsマシンのコマンドプロンプトか、メールサーバマシンのターミナルより、telnetコマンドで確かめましょう。

telnet 192.168.0.10 25

正しく設定したFQDN名である mx.abcd.jp が返るかどうか確認してください。
220 mx.abcd.jp E-POST ESMTP Receiver v5 (5.00) Licence will be expired in XX days. Wed, 20 Dec 2017 11:19:46 +0900

(関連FAQ)
hostsファイル記述の必要性と有用性について