Active Directory(LDAP)連携時のSMTP認証パスワードの変更について

ユーザー管理をActive Directory(LDAP)連携させるとき、Active Directory側で設定・変更されたユーザー認証パスワードが連動するのは、POP3認証パスワード・IMAP4認証パスワード項目です。また、SMTP認証方式を PLAIN 方式か LOGIN 方式に限定したときのSMTP認証パスワード項目も連動項目となります。
ユーザー管理をActive Directory(LDAP)連携させているとき、E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理からのパスワード変更の操作は無効ですので注意してください。上記の認証パスワードを変更するときは、ドメインコントローラの「Active Directoryユーザーとコンピュータ」から「パスワード(パスワードのリセット)」で変更します。
一方、SMTP認証方式を CRAM-MD5 方式に設定している場合、そのとき利用されるSMTP認証パスワードは「Active Directoryユーザーとコンピュータ」で管理されるパスワードと連動項目とはなりません。E-Post Mail Server 側が管理する "apop.dat" などの認証ファイルに設定されているSMTP認証パスワードとマッチングされます。 CRAM-MD5 方式を使うSMTP認証を利用しているときに、SMTP認証パスワードを変更するには「Active Directoryユーザーとコンピュータ」からは変更できず、E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から変更を行う必要があります。
なお、SMTP認証を有効にするには、あらかじめE-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[ユーザー管理]を選択して「ドメインの選択」からエクスポートする対象ドメインを選択して[ユーザー管理へ]をクリック。該当するユーザーを選択し[設定変更]を選択して「認証ファイルを設定する」チェックボックスをオン。続いて[パスワード変更]を実行してパスワードを入力します。その際、該当ユーザーのメールボックスフォルダに "apop.dat" という認証ファイルが作成・保存されます。

(関連FAQ)
Active Directory(LDAP)連携時の連動項目は?