配送時の詳細ログ(senderlog)について
配送時の詳細ログ(senderlog)は、内部ドメイン(※)や外部ドメインへの配送動作の詳細記録です。
配送時の詳細ログについての記録方法は、次の手順で行ってください。
- E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[ログ]を開き[配送時の詳細ログ]チェックボックスの状態を確認します。
- チェックボックスがオンの設定のままのときはそのままで、[配送時の詳細ログ]チェックボックスがオフのときはオンに変更してから[設定する]ボタンクリックします。
- E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[サービス制御]をクリックして表示される「サービス制御」画面からSMTP配送サービス(epstdd)を[停止]→[開始]で再起動します。
※ただし、内部ドメインどうしの配送動作は、ほとんどの状況下でデフォルトの出力設定(短い出力設定)では記録されません。設定ファイルを変更することによって、長めの出力設定時に送信先だけが記録されるようになります。詳細については下記リンクにある「配送時の詳細ログ(senderlog)の仕様とログの長/短出力設定」を参照してください。
ログ記録は、[メール作業フォルダ/senderlog/コンピュータ名]フォルダ下に日付単位で作成されます。下記は senderlog の基本的パターンを事例化したものです。接続相手は同じ E-Postシリーズを想定しています。
メッセージID 送受信内容・内部処理ステータス
[B0000097013] [yyy.yyy.jp] GetTryServer:()
[B0000097013] [yyy.yyy.jp] GetTryServer:(ltime(12709270733)-otime(12709270733))/240=(0)
[B0000097013] [yyy.yyy.jp] GetTryServer:()
:
[B0000097013] ConnectHost(xxx.xxx.jp)
:
[B0000097013] SendMailMess:[11:02:55:144] 220 xxx.xxx.jp E-POST ESMTP Receiver ......
[B0000097013] SendMailMess:HELO yyy.yyy.jp
[B0000097013] SendMailMess:[11:02:55:160] 250 xxx.xxx.jp Hello [192.168.xx.xx], pleased to meet you
[B0000097013] SendMailMess:MAIL From: <yyy@yyy.yyy.jp>
[B0000097013] SendMailMess:[11:02:55:222] 250 2.0.0 <yyy@yyy.yyy.jp>... Sender ok.
[B0000097013] SendMailMess:RCPT To: <xxx@xxx.xxx.jp>
[B0000097013] SendMailMess:[11:02:55:222] 250 2.0.0 <xxx@xxx.xxx.jp>... Recipient ok.
[B0000097013] SendMailMess:DATA
[B0000097013] SendMailMess:[11:02:55:238] 354 Start mail input;id <B0000286009> end with <CRLF>.<CRLF>
[B0000097013] SendData complete.
[B0000097013] SendMailMess:[11:02:56:009] 250 2.0.0 Message received ok.
[B0000097013] SendMailMess:QUIT
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(関連FAQ)
●配送時の詳細ログ(senderlog)の仕様とログの長/短出力設定
●senderlog と faillog に記載された配送失敗の理由が異なる
●senderlog にscrambleRCP()の行がたくさん出力されているのは
●senderlogにデータ送信途中で"socket error code=54"や"=53"のようにWINSOCKのエラーコードが記録される場合
●senderlogに"451 Requested action aborted: error in processing. (code=0/0)"が記録される場合の対処策
●senderlogに"421 Service Temporarily Unavailable"と"451 Requested action aborted: error in processing. (code=0/0)"が記録される理由について
●senderlogに送信リトライのたび"socket error code=60"のエラーが記録される場合
●socketエラーコード表