添付ファイルのあるメール件数やメール送信容量の統計を取りたい new!

添付ファイルのあるメール件数の統計やメール送信容量の統計を取りたいのだが、何か案がないかという問い合わせを受けたことがあります。

E-Postのもつ基本機能としては、E-Postで取得できる記録ログの機能や集計ツールのLogAnalyzerでは、添付ファイルのあるメール件数やメール送信容量を知ることはできません。ただ、やり方次第で工夫する方法がないかと言えば、次のような手法が考えられます。参考程度にお知らせします。

添付ファイルのあるメールをメールフィルタ機能で判定抽出し、該当メールを保管するようにしておいてから、その後でメール件数やメールデータサイズを調べる方法です。具体的には、あらかじめ設定しておくことが前提ですが、まず添付ファイルのあるメールを判断するために、メールフィルタ機能を使います。
下記は条件としてマッチングさせるワードと、同時に該当メールのアーカイブを取るための設定例です。該当メールを保管するためにLevel:x1x を指定します。これにより条件に合致するメールは、viruslogフォルダに保管されます。
(メールフィルタ【mail.dat】設定例)
'---------------------------------------------
Virus:attached_file
Level:010
Content-Type: multipart/mixed;
VirusEnd:
'---------------------------------------------
※上記の検索条件では、単純な添付ファイルだけでなく送信メーラーによってはHTMLメールも含まれるケースがあります。
(関連FAQ)
メールフィルタ【mail.dat】の設定事例
PDFファイルなどの添付ファイル付きメールをメールフィルタ機能に通さないようにするには
メールフィルタや中継の制限機能で拒絶された記録や該当メールの取り出し方について

その後、viruslogフォルダに蓄積されたメールデータのファイル群(拡張子.MSG)を直接対象にして、grep検索して抽出させます。あるいはWindowsに用意されているfindstrコマンドで抽出したりするという方法が考えられます。
(findstrコマンドの使用例)
findstr /C: "name=" *.MSG
※"name="の指定で添付ファイル名部分を見つけます。
抽出されたものをもとに、該当するメール件数をカウントし、メールデータのファイルサイズを見て、メール送信容量を割り出します。