方式の違いによるメールボックスフォルダの作成位置について
運用するドメインの管理方法について、「共通ボックス(区別しない)」方式を選択しているか、「接続ドメイン/IPで区別する」方式を選択しているかによって、メールボックスフォルダの位置が変わります。
この方式を使い分ける状況は、マルチドメインを作成するときのポイントと関連してきます。
E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、「ドメイン管理」→「ドメインの新規作成・設定変更」→登録済み既存ドメインの[詳細設定を開く]をクリックしてください。
詳細設定画面で「共通ボックス(区別しない)」方式か、「接続ドメイン/IPで区別する」方式のどちらが選択されているか確認してください。
メールボックスフォルダが(既定値 /var/spool/epms/inbox/%USERNAME%)に設定されているとき、下記のフォルダ位置でメールボックスフォルダが管理されます。
(POP3プロトコルで管理される通常のメールボックスフォルダ=IMAP4と併用するルートのフォルダ) ※SMTP Server V シリーズのメールボックスフォルダの位置もこのケースと同等です。ただしSMTP Server V シリーズにはPOP3は実装されていません。
・「共通ボックス(区別しない)」方式の場合
/var/spool/epms/inbox/[ユーザ名]/
・「接続ドメイン/IPで区別する」方式の場合
/var/spool/epms/inbox/[ドメイン名]/[ユーザ名]/
(IMAP4プロトコルで管理されるメールボックスフォルダ)
・「共通ボックス(区別しない)」方式の場合
/var/spool/epms/inbox/[ユーザ名]/inbox/
・「接続ドメイン/IPで区別する」方式の場合
/var/spool/epms/inbox/[ドメイン名]/[ユーザ名]/inbox/
※つまり、IMAP4で管理されるメールボックスフォルダは、POP3に対して、それぞれのケースで1階層深いフォルダが使用されることになります。
詳細は製品付属のマニュアルをご覧ください。
(関連FAQ)
●メールクライアントから接続するユーザーIDに@以降が必要なケース
●マルチドメイン設定のポイント
●ドメインの管理方法を共通ボックス方式から接続ドメイン/IPで区別する方式へ移行するとき