送信専用にしている SMTP Server にはメールボックスが存在していることを忘れずに new!

E-Post SMTP Server V シリーズを送信専用用途にしているとき、厳密な意味では SMTP Server にもメールボックスが存在しています。
E-Post SMTP Server V シリーズにはメールボックスがないように考えがちですが、厳密にはメールボックスが存在していないわけではなく、POP3/IMAP4のようなクライアントからメールを受信するプロトコル手段が用意されていないだけだと理解してください。

このことに理解が及んでいないとき、トラブルの遠因を招いてしまう可能性があります。たとえば、配送しようとした相手先サーバから、何らかの理由で一時的な拒絶応答が返されたり、応答がないいわゆるサーバ無応答であった場合、E-Post側の設定にしたがってリトライを行いますが、最終的な配送失敗に終わった時点で、epstdd サービスはエラーメールを自動生成し、E-Post内にある発信元アカウントのメールボックス内に着信させる動きとなります。ないと思っていた SMTP Server シリーズのメールボックスにエラーメールが膨大にたまってしまうことになりかねません。

該当アカウントのメールボックスフォルダを直接開いて、拡張子.MSG のメールデータがあることを確認します。内容を見たいときはメールデータをviエディタで開くかcatコマンドで確認してください。
またメールを読む別の方法としては、該当アカウントについて「自動転送」設定をします。自身のメールボックスに残さない設定を行いながら、第三者のメールアドレスに転送させます。

(関連FAQ)
方式の違いによるメールボックスフォルダの作成位置について
送信専用用途でもSMTPゲートウェイ用途でもアカウント数 "0" は避けてください