SendGrid へのSMTP認証付き送信フォワードする際、70文字の長いパスワードを設定できるか new!

SendGrid を利用し、SMTP認証付き送信フォワードする際、E-Post Vシリーズ側で70文字の長いパスワードを設定できるか問い合わせを受けたことがあります。

E-Post Vシリーズに実装されている epstdd サービスでは、レジストリ設定を行うことでSMTP認証パスワードを最長127byteまで設定可能になっています。
以下の設定ファイル "SMTPAUTHPass.2" を作成・編集し、ファイル内に認証パスワードを直接入力することにより、 epstdd サービスプログラムとしては最大127byteまで許容され、認識します。変更後は epstdd の再起動が必要です。

[メール作業ディレクトリ] (既定値 /var/spool/epms/)
→reg
 →epost
  →ims
   →EPST5DS
    →SMTPAUTHPass.2  (文字列)
      (SMTP認証時のPassword)

ただし、設定ファイル編集した後で、E-POSTコントロールセンターのメールサーバ管理から[システム管理メニュー]をクリック、[SMTP受信詳細]を開き、サービスの「詳細設定」画面では、パスワード部分は空白表示されます。この状態のまま保存したりしてしまうと、E-POSTコントロールセンター側がパスワードを14文字で切ってしまいます。注意してください。万が一間違えて操作したときは、再度設定ファイルを編集してください。

epstdd サービスからSendGridへのSMTP認証パスワード付き送信フォワード(中継)を弊社が確認した限りでは、SendGridによるAPIキーは何度作成しても70byte固定の長さになっているようでした。

(関連FAQ)
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