メールボックス保管サイズ制限を E-Postの標準機能を使わず、OS側のハードクオータ設定で行うことは危険で要注意
メールボックス保管サイズ制限について E-Postの標準機能を使わず、Windows Server 2012 R2 など OS側のハードクオータ設定で行って替わりに処理させることは、きわめて危険であることから、要注意事項として説明します。
Windows Server 2012 R2 など OS側のクオータ設定によるサイズ制限が各ユーザーのメールボックスフォルダに設けられた環境については、E-Postシリーズでは想定外のため、動作は一切保証できません。特にハードクオータ設定を任意のフォルダに対して行った場合、ファイルサイズを超えた場合に OS側でシステム的に処理が止められることになりますが、E-Postの全サービス、SMTP受信サービス・SMTP配送サービス・POP3サービス・IMAP4サービスは、そのような状況下での動作を想定しておりません。そのため、要注意事項としてハードクオータ設定をしないようにしてください。
万が一、ハードクオータ設定を各アカウントのIMAP4用のメールボックスフォルダ(※1)に設定した場合は、IMAP4サービスがフォルダ書き込みできないことによりIMAP4受信が止まるなどIMAP4サービス(EPSTIMAP4S)への悪影響があることが確認されています。
・SELECT INBOX命令を出した状態=「Outlookでは受信トレイを選択した状態」から処理が進まない
・制限にひっかかっていない他アカウントの処理も進まない etc.