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導入後の製品FAQセレクション
 

「導入後の製品FAQ」セレクション

ここではふだん「サポート2」に収録されている「導入後の製品FAQ」の記事の中から、毎週火曜日に週替わりで3つの記事をランダムにセレクトしてご紹介いたします。E-Postシリーズ製品の機能に対する定番的な質問やより習熟するための使い方だけでなく、製品を取り巻く解決ノウハウの豊富さなどを感じ取っていただければ幸いです。
2024年7月第3火曜日分


サービスを停止しようとしても停止できない状態になる


E-Post各サービスプログラムを停止させる場合、E-Post Mail Control画面から操作したり、あるいは Windowsの管理ツール「サービス」から操作、あるいはnetコマンドから操作するなど、何通りかの方法がありますが、いずれの場合もサービスが完全に停止できない状態になってしまうときは、次のようなケースが考えられます。
なお、Mail Controlの「サービス制御」ではなく、Windowsの管理ツール「サービス」で確認すると、サービス停止中のステータスが表示されるため、サービス停止できないときの状態を確認しやすくなります。

(こうした状況が起きるケースと考えられる原因について)
  1. サービスが動作中のまま、メールサーバIPアドレスの変更やポート番号の変更を行ったケース
  2. サービスが動作中のまま、詳細設定画面で設定するIPアドレスや、ポート番号の変更を行う操作をすると、停止処理でうまく停止できなくなってしまいます。詳細設定画面で設定するIPアドレスや、ポート番号の変更を行うときは、設定の根幹部分ですので、事前にサービスを停止しておかなければなりません。
    正式な手順としては、たとえば、EPSTRS(SMTP受信部)のポート番号を"25"から、"20025"に変更する場合、サービス動作状態のまま行わないで、Mail Controlの「サービス制御」タブ画面よりいったんサービスを停止させてから、ポート番号を変更し、[適用]ボタンをクリック、その後にサービスを開始させるという手順になります。
    もし、うっかりミスで事前にサービスを停止せず、詳細設定画面で設定するIPアドレスや、ポート番号の変更を行ってから、サービス停止操作を行ったときには、他の対応方法がありませんので、マシン全体の再起動を行ってください。
  3. HAクラスタ構成でサービスの登録・開始をAdministratorで行わなかったケース
  4. HAクラスタ構成の場合、メール作業フォルダとしてアクセスする共有フォルダをUNC名で指定するとき(例:\\srv\mailなど)、サービスの登録・開始をAdministratorで行うべきところ、LocalSystemで行ってしまうと、停止処理でうまく停止できなくなります。
    なお、シングル構成時のメール作業フォルダは、通常、"C:\mail"のように、ローカルドライブを指定しますので、LocalSystemのままで支障はありません。
  5. メール作業フォルダに指定しているドライブもしくはディスク不調、アクセス不可のケース
  6. メール作業フォルダに指定しているドライブもしくはディスクがハード的に不調になっている状態、あるいはアクセス不可になっている状態では、サービスプログラムが正常に書き込みにいけませんから、このようになってしまう可能性もあります。
  7. サービスプログラムのファイルが破損しているケース
  8. きわめてまれなケースですが、サービスプログラムのファイルが何らかの原因で破損してしまうと、このようになってしまう可能性も考えられます。
    この場合、各サービスプログラムをデバッグモードで起動させ、正常に働くかどうかを調べることで、破損していないかどうかを調べます。
  9. 特定環境において一部バージョンで確認された不具合のケース
  10. 特定環境において一部バージョンで確認された不具合のケースがあります。最近のものでは以下のようなものがあります。状況に該当するときは最新差分アップデートを適用してください。
    ・E-Post Mail Server/E-Post SMTP Serverシリーズ(32bit版)
     EPSTRS v4.98とv4.99においてhostsファイルの記述形態により停止時にハングする現象。
(対処策について)
万が一、各サービスプログラムを停止しようとしても、停止できない状態になるときは、次の操作を行って対処してください。
(1) Windowsの「管理ツール」-「サービス」より、"E-POST 〜"の名前の付いた各サービスを「自動」から「手動」に変更する。
(2) OSを再起動する。
(3) 上記1〜3などの内容を確認して、正常にサービスを開始・終了できることが確認できたら、再び「自動」に戻す。

(デバッグモードの使い方について)
デバッグモードの使い方は、次の通りです。
(1) 各サービスを停止する。
(2) コマンドプロンプトを開く。
(3) カレントフォルダについてプログラムインストールフォルダに移動。
cd "C:\Program files\EPOST\MS" [Enter]

(4) EPSTRS サービスのデバッグモードを起動するには、epstrs -debug と入力。
epstrs -debug [Enter]
他のサービスのデバッグモードも同様にオプションをつけて起動します。
ステータスやメッセージがたくさん表示されれば、プログラムファイルの破損はなく、基本的に正しいプログラムファイルといえます。このデバッグモードの最中にクライアントからメールの送受信テストを行うことができ、表示される画面で基本的な動作を確認することができます。デバッグモードを停止させるには《Ctrl》+[C]キーを押します。

(関連FAQ)
●Windowsの管理ツール「サービス」とE-Post Mail Controlの「サービス制御」との操作上の違いは?



配送サービスEPSTDSのスレッド数はどの程度まで上げても大丈夫か


SMTP配送サービスEPSTDSのスレッド数について、どの程度まで上げて大丈夫かといったご質問を受けることがあります。
ハードウェア環境やネットワーク環境に左右されるとは思いますが、実際の運用経験から見ても、スレッド数を最大100ぐらいの設定にしても特に問題になることなく、普通に可能だと考えられます。
ちなみにEPSTDSのスレッド数の設定値は、EPSTDS内で起動するスレッドの上限値であり、このスレッド数が常時展開されるわけではありません。incomingフォルダ内でのメールデータの溜まり具合により、生きて動作するスレッド数はこの上限の範囲内で変動します。
たとえば、スレッド数100の設定値にしているときに、100スレッドが一度に起動しても、メール1通しかない場合は、1スレッドが配送実施し、incomingフォルダが空であれば、残りの99スレッドは起動開始してもすぐ終了する動きをしますので、常時負荷が上がるわけではありません。
ただし、ネットワーク環境の中でE-Postからのフォワード先SMTPやゲートウェイ装置があるような場合、メールの受け手になるフォワード先の処理可能なスレッド数を事前に調べることが必要になります。フォワード先でいくつまで受信側のスレッドを立てても大丈夫なのかを確認した上でEPSTDSのスレッド数を決めるとよいでしょう。不明な場合は、現行の設定値から、10ずつ増やしていって、動作を見ていく方法も考えられます。
その際、CPU負荷やディスクアクセス負荷を確認するのは当然でしょうが、メールキューであるincomingフォルダ内のファイル生成やファイル消去の具合など目視で確認してください。そのようすからメール送信の処理具合として判断していただくとよいでしょう。

(参照FAQ)
●ゲートウェイ装置がある環境でEPSTDSのスレッド数を増やしたところ逆に遅延が発生するおそれがある場合



[64bit版] メールサーバ・SMTPサーバ移行の手順について


次のE-Postシリーズ製品に関して、サーバリプレースのときなどメールサーバ・SMTPサーバ移行の手順書を作成しています。サイトにはアップしておりませんので直接サポートまでお問い合わせください。
    〈Standard版〉
  • E-Post Mail Server Standard (x64) シリーズ [64bit版] のサーバ移行
  • E-Post SMTP Server Standard (x64) シリーズ [64bit版] のサーバ移行
    『メールサーバ・SMTP サーバ移行の手順についてStd (x64) Rev3.2B』(PDF)

    〈Enterprise II 版〉
  • E-Post Mail Server Enterprise II (x64) シリーズ [64bit版] のサーバ移行
  • E-Post SMTP Server Enterprise II (x64) シリーズ [64bit版] のサーバ移行
    『メールサーバ・SMTP サーバ移行の手順についてEnt (x64) Rev3.2B』(PDF)


2024年7月第3火曜日分
 
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