08.IPアドレスを決めよう

次に、メールサーバーマシン用のIPアドレスを決める。
「メールサーバーマシン用のIPアドレス」として、ブロードバンドルータやルータ機能付きモデムを使用している場合は、通常、ローカルのLAN内で使用できるプライベートIPアドレスを静的に決めておく。DHCPで自動取得しないIPアドレスが望ましい。
本書では、以下図のServer1とするマシンの実IPアドレスを「192.168.0.101」、メールサーバー用の論理IPアドレスを「192.168.0.103」とし、この2つのIPアドレスをServer1に割り当てたとして進めてゆく。

なぜ1つマシンに2つのIPアドレスを設定するかといえば、将来的にクラスタリング設定を可能にするためである。クラスタリング設定の詳細は、『25.クラスタリングで運用しよう』を参照していただきたい。



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